ソーラーパネルは重さによって屋根に負荷がかかるので注意が必要
ソーラーパネルは重さによって屋根に負荷がかかるので注意が必要
古い建物にソーラーパネルを設置した結果、その負荷に耐えられずに倒壊した事例があり、しばしば問題になることがあります。
ソーラーパネルそのものが重いのはもちろんのこと、それを支える架台は台風などにも耐えられるように堅牢な造りになっているほか、漏電を防ぐために屋根から距離を取るために大型になってしまいがちです。
せっかく太陽光発電で電気代を節約したり、売電をして収益を得ようと考えても、大切な建物が壊れてしまっては意味がありません。
専門業者の中にはただ単に設置するだけではなく、ファイバースコープやX線カメラなどを駆使して壁や屋根の強度を徹底的に調査し、耐震性能や負荷に耐えられるのかを判定してもらえます。
このような業者ならば事前に安全性を確認してもらえるので、無茶な施工を実施することもありません。
万が一強度に問題が発覚した場合には補強工事を提案してくれたり、それでも不可能ならば設置が不可である旨を説明してもらえるので安心です。
ソーラーパネルの設置には考慮することです
自宅にソーラーパネルを設置するには、位置や方向などを考慮する必要があります。
特に太陽からのエネルギーを利用するので、しっかりと方向がわかっていないと発電能力が落ちてしまいます。
基本的な勾配角度は30度と言われているのですが、これは一般的な概要なので土地の形状や季節によっても変わるのがポイントです。
また方向としては南向きが年間を通して太陽光を浴びることができる方角なので、どの地域でも南向きがベストといわれています。
しかし、ソーラーパネル自体の性能が良くても、南向きの方角にマンションやビルなどの高い建造物があると、効率が悪くなります。
この周りの環境が左右するのは、都会であればあるほど出てくるので、前もって理解することです。
雪の多い地方や海岸沿いなどは、傾斜角度を高くすることで対応ができます。
雪が積もりにくくなりますので、ケアをすることも少ないことや時間を平均して熱量を考えると、効率が悪いわけでもありません。