ソーラーパネルの設置工事がかかる日数はどれくらい?

ソーラーパネルの設置工事がかかる日数はどれくらい?

太陽光発電を考えた場合、ソーラーパネルを設置する必要があります。
ソーラーパネルは一般的に屋根の部分に取り付けることが多く、基本的に屋根に穴をあけて取付金具を設置しその上に置くようになります。
簡単にできる工事ではありますが、屋根の形状や業者によっては日数がかかることもあります。
多くの場合、設置にかかる日数は足場の組立と解体でそれぞれ1日ずつ、取付と配線工事で1日から2日ほどです。
そのためトータルすると3日から4日程度であり、家の作りによっては足場が必要でない場合もあるため、さらに工期を短縮することができます。
ソーラー自体はおおよそ15枚から20枚ぐらいを設置するので、日程的には1日目に足場を2日目に設置、3日は電気関係、4日目に足場の撤去と1日に一つをこなしていくようになります。
作業する人数が多ければ多いほど早く進むため、ソーラーと電気を一気に1日で終わらせることもあります。
枚数が多かったり冬に行ったりする場合は日数が長引くことが多いです。

日が当たる場所だけじゃダメ?ソーラーパネルのオススメ設置場所とは

私達がよく見かけるソーラーパネルは、日の当たる場所において置けば良いと思われがちです。
確かにそれは大前提なのですが、その他にも置く向きや場所、気温や時間といった様々な事を考慮しなくてはなりません。
まず場所は太平洋側に向け、気温の安定した場所に置くことです。
日射量は日本海側より太平洋側が多い傾向にあるためです。
日本海側でも可能ですが、太平洋側よりも日射量は少ないため、発電量が落ちてしまいます。
また、あまり気温が高いと本体が熱くなりすぎて効率が下がってしまうため、発電効率も下がってしまうのです。
それと設置する場所には日が当たる時間帯についても考慮しなければなりません。
そのひとつが、高層ビルなどといった太陽光を遮るものがない場所を選ぶ事です。
更に、設置する数にも気をつけなければいけません。
効率性を求め密集させてしまうと、時間帯によってお互いが陰に隠れてしまい、かえって発電効率を下げてしまうからです。
これらの事をふまえて、ソーラーパネルを置くに適した場所を選ぶことが重要になります。

著者:大崎臨也

筆者プロフィール

島根県松江市生まれ。
地元の電力会社に長年勤務。
問い合わせの多いソーラーパネルについて記事を書きました。